最初に買った車は、2代目ホンダ・プレリュードのXZというグレードです。この車を選ぶときに色々とアドバイスをしてくれたのが、大学の部活の先輩でした。2代目のプレリュードはデートカーとして人気がありましたが、XZというグレードは、MTのみの設定、しかもパワステもなし!という硬派仕様でした。当時その先輩に、「オートマパワステは軟弱者だ!男は黙ってMT、重ステだろ!!」と言われた事を思い出します。この車に6年乗りました。それ以降、ずっとMTの車に乗り続けていますが、重ステはこの車だけでした。というか、それ以降の車ではパワステなし、という設定はありませんでした。パワステ無しの車に乗ってよかったこと・・・①据え切りはしてはいけないことを体で覚えた。重ステの車は据え切りは渾身の力を込めないとできません。車が少しでも動き出せばハンドルがスムーズに切れます。逆に据え切りを舗装された路面で行うと、タイヤが痛みます。②パワステの車で走行中にエンストすると、ハンドルアシストが切れて重ステになります。重ステに乗ったことがあれば、「パワステが切れたんだな、ブレーキ踏んで、力を込めてハンドル切って停車!」となりますが、重ステの経験がないと、急にハンドルが動かなくなったような錯覚に陥ります。③上肢帯の筋トレ代わりになった。結構あるなw最近の車は、ブレーキにもアシストが入っているのでエンストするとブレーキまで効かなくなるんだろうか。電気的なアシストであれば、エンストしても問題ないのかもしれませんw今のカレラ4は、前輪が245/30/20inchですので、パワステ無しでは据え切りはまずできない自信がありますwたまに駐車場で据え切りしている人を見かけますが、その後に残ったゴム痕を見るとゾッとします。
2チャンネルを見てると、定期的にMT信者のスレが立ちます。ぼく自身はMTが楽しいので乗り続けてはいますが、ATを否定する気もありませんし、MTを他人におすすめはしません。
自転車やスケートと同じで、無意識に運転していますので、坂道発進が大変とか、渋滞がつらいなんて思ったことはありません。実際、東京の都心部で4年間くらし、MTに乗っていましたが、ATにかえたいとは思いませんでした。
無意識というのが味噌で、無意識のうちに五感と両手足を使って運転するのが楽しさの源だと思います。