new NSXの注文受付が始まりました。
デザイン的には、惹かれますし、ハイブリッドAWDをはじめとする様々な新技術で、素晴らしい車に仕上がっているようです・・・
が、欲しいと思えません。
最大の理由は、「MTの設定がない」ことです。
最近のスポーツカーは、ATのみが殆どで、MTが選べるほうが希少です。
LF-Aしかり、MTがあれば、お金はなんとか工面してでも、購入したい気持ちになるのですが、MTでなければ、最初のうちは楽しくても、すぐに飽きてしまい、乗らなくなることが目に見えています。
やはり、車に求める最大のことは、速さではなく、両手両足を使って運転する楽しさなんだということが、30年車に乗ってきてたどり着いた結論です。
理想の車とは、ニュルブルクリンク北コースでプロドライバーが運転するツーペダルMTでそこそこのタイムを出しながらも、ぼくのようなヘボいドライバーが3ペダルMTで街なかを低速で走っても楽しさを感じられる車!です!!ところで、旧NSXにはもちろんMTがありましたが、これもあまり欲しいと感じたことがありませんでした。
最大の理由は、カッコ悪い、からです。(NSXファンには怒られちゃいますが、あくまで私見ですので軽く流して下さい)
当時としては、先進的なデザインで、カッこよさげでしたが、デビュー当時もかっこ良いとは思えませんでした。
その理由は、リアオーバーハングが長くて間延びしていること、その一点です!
バブル最盛期に開発されたので、リアトランクにゴルフバッグを積むためだけにリアオーバーハングが伸ばされたそうです。しかもご丁寧にゴルフバッグ2つ!!車高を低く見せるためにルーフをブラックアウトしたことも、更にバランスを悪くしちゃってます。
ぼくのイメージする、横置きミッドシップスポーツカーの代表は、ランボルギーニ・ミウラですが、
この流麗なスタイリングと比べると、NSXのバランスの悪さがよくわかります。
屋根を黒くしたり、ABピラーを黒くする小細工は全く必要無いかっこよさです!
なぜ、当時20年前に作られたお手本よりかっこ悪くしか造れないのか、更には、50年前に作られた車よりかっこいい車を今だに世界中の自動車メーカーが作れないのか、理解できません・・・
ガンディーニに比肩するカーデザイナーがこの50年、出ていない事の証明でもありますが。
しかしながらゴルフバッグを積むためだけに、おえらいさんにデザインをめちゃくちゃにされたホンダのデザイナーは、やりきれなかったんだろうと推察します。「あんなもの飾りです。お偉いさんにはわからんのですよ」とでも言うしかありません。
ジャイロ効果から得られる安定性に関しては、縦置きがベスト、更にはレシプロより縦置きロータリーエンジンが最強です。
そんな意味では、new RX-7実現を期待しています。
ところで、今度のNSXにはゴルフバッグ2つ積めるんだろうか・・・
別にひとつも積めなくてもいいと思うけど・・・