理想の家庭・・・
日本人の妻を娶い、イギリス人の執事、中国人のコックを雇い、そしてフランス人の愛人を囲って、アメリカの家に住む。なんて言われます。
最近発表された、FIAT 124 spider、日本には上級版のAbarth 124 spiderのみが導入予定だそうです。
マツダのロードスターをベースに、FIATのエンジンでパワーアップ、ビルシュタインで足回りを固めます。60年前のFIAT124をオマージュしたデザインは、マツダロードスターより魅惑的です。
しかも、日本で売られるアバルト124は、広島の工場で生産されるとのこと。
第二次世界大戦で敗戦した、日独伊の3カ国は、軍需産業が徹底的に破壊され、そこで働いていた有能な技術者が自動車産業に流れました。そのおかげで、自動車先進国であった米英をあっさり抜き去り、それぞれの国が独自の魅力ある車を作り現在に至っています。
現代での理想の車は・・・ドイツ人が設計開発し、イタリア人がデザインし、日本人が組み立てる。なんだと思います。
そんな車はありませんが、今回のアバルトは、理想に近い車のように感じています。
新ロードスターを試乗した時には、もっさりして、あまり楽しくなかったのですが、アバルト124はちょっと期待しています。